2017/02/05

20170128 八ヶ岳 赤岳・阿弥陀岳


1月の28・29日で、八ヶ岳の赤岳と阿弥陀岳を、普通に登ってきました。
(写真は、赤岳側から見た中岳と阿弥陀岳です)

前夜発の28日朝、4時起き。
まだ真っ暗な中で歩き出し、ようやく明るくなったのがこのあたり。
メンバーは、撮影班含めて4名。


東の空を見上げると、阿弥陀岳が出迎えてくれていました。
右側のカクンカクンは南稜でしょう。
阿弥陀岳は、明日、登らせてもらう予定です。


南沢から行者小屋に向かいます。
まだ暗いのですが霧氷が美しい。




もう少しきれいに撮りたいのですが。

 お日様が山の稜線から顔を出し始めるころ、
行者小屋に到着。
大同心・小同心が、凛々しくて、アルピニズムを鼓舞してくれます。

行者小屋手前で、右を見れば。


光り輝く阿弥陀岳。
こちら(北側)から見ると、まぁるく見えます。
見る角度でずいぶん印象が違う山だと思います。


こちらは、行者小屋の向こう側に硫黄岳。

今日、これから登る赤岳は、陽の光がまだあたらず、
その雄姿がぼんやりしています。



行者小屋の幕営地に天幕を設営しました。
ここが今回のベースキャンプなのです。
ちなみに、この1月28日の朝、ここはとても寒かったのでした。
撮影班の温度計では、氷点下17度でした。
寒くて寒くて、どうしようという感じでした。

シュラフ、マット、余分な食料などをこちらに残置し、
赤岳(2,899m)に向かいます。
コースは、地蔵尾根からです。


 地蔵尾根をちょっと登って振り返ると、向こうには中岳と阿弥陀岳が。


 右に目を向けると、横岳のノコギリを思わせるような岩峰群が。
左端の白く輝く丸いのは、硫黄岳ですね。

 首をぐるっと後ろに回すと、はるか遠くに、白く青く連なる山脈。
北アルプスです。



そして、登ってくるメンバー。
ここは、雪の付き方でこんなに怖くなるんだなぁと、今回は思い知りました。
アイゼンの爪先でへつってトラバースするところが、二ヶ所くらいありました。
地蔵尾根、舐めてはいけません。

お地蔵さまと切り込み隊長。
赤岳の山頂方向を見つめています。

望むは赤岳山頂と、右下は、中岳。


ざくざく。

ざくざく。

 山頂到着。
ほかの人が多く、これ以上は撮影しませんでした。


 赤岳から見下ろす中岳と阿弥陀岳。

 赤岳から見下ろす、横岳と硫黄岳。
その向こうに天狗岳と蓼科山も見えますね。


 阿弥陀岳山頂。
明日行くつもりです。


 阿弥陀岳山頂から、左(南側)に下る尾根。
阿弥陀南稜。
見るたびに、また行きたくなります。


そして、富士山。

諏訪湖。

「あーー」
と呟き、休むリーダー

で、下山。


下山途中。


中岳と阿弥陀岳。 

行者小屋幕営地到着。

行者小屋幕営地から見上げた赤岳。



一夜明けて。
翌、1月29日。

AM4時起床。
5時過ぎ出発。

この日は、阿弥陀岳を直登するのです。
まだ真っ暗で心細い限りですが、気温は暖かでした。
マイナス8度。

真っ暗な中、中岳沢を直登。
まっすぐまっすぐ、ザクザク。
直登って、気持ちいいです。
不思議なんだけど、使う筋肉が違うのか、
緩い坂をトロトロ登るより、
ピッケルをぶっ刺しながら急斜面をガッツリ登る方が、疲れない。
気がする。
気のせい?

少し明るくなったころ、
中岳のコルに到着。

 横岳の雄姿。

赤岳。
手前の白いのは、中岳。


 権現岳。

そして、ふじさま。

 中岳沢の直登がハードでしたが、
中岳のコルから阿弥陀も、けっこうハードです。

 何か感じて振り向く切り込み隊長。

 赤岳と夜明け。


そして山頂。
AM7:17。


そして朝日を浴びながら、全員登頂。

隊員全員の登頂成功!
切り込み隊長と隊長、喜びのがっちり握手。
(この後、撮影班も全員と握手してます)

富士山と権現岳。

赤岳。

横岳と隊長。

さて、すぐ、下りていきます。
恰好のいい構図だと思います。
もっといい写真、撮りたいなぁ。


お日様がけっこう高くなり、中岳が光り輝いてます。
中岳沢を、滑るように下りていきます。


そして、AM8:32。
あっという間に行者小屋幕営地まで下りてきました。
登頂まで二時間。
下山一時間。
でした。


とても楽しく、気持ちのいい二日間の山行でした。
ありがとうございました。
またバリエーションでここには来るつもりです。

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